単語(五十音順) 意味
あらぼり
荒彫り
字入れをした印面の墨で書いた部分を残し朱の部分を印刀で削り取り、文字を立体にする。手仕上げの場合は、この作業はPC接続の彫刻機で行う。
いんとう
印刀
印章彫刻専用の彫刻刀。太さによって1番〜10番まである。側刃と刃先を使い、刀を前後させて彫り進む。
さんどぶらすとちょうこく
サンドブラスト彫刻
貴石印やチタンを彫刻するのに用いられることが多い。マスクした印面に金剛砂(ダイヤモンド粉)を高速高圧で吹き付ける。
じいれ
字入れ
字割をした印面に墨で彫刻する文字を鏡文字で書く。修正には朱墨を使う。
じてん
字典
篆刻字林(三圭社)・印章字林(全日印連)・書道大字典(角川書店)などがある。
じわり
字割り
砥草で印面を均した印材に朱を一面に塗り、字入れをする際に目安となる幽かな創を付ける。
てんこくだい
篆刻台
印章を彫刻する際、印材を固定する台。角型の印の時はカギ型ハサミ栓、丸型の時は窪みのあるハサミ栓に印材を挟みクサビで固定する。クサビの替わりにネジで印材を固定するタイプもある。
とくさ
砥草
印面を平らにならすための道具。羊歯科木賊(シダカトクサ)が天然の砥草として使われるが、近年は合成された砥草を用いる。
ふで
字入れには写巻小楷などの唐筆を使用する。
ぼうだい
棒台
その形から坊主ともいう。ハサミ木や巻き竹に固定した印材を手で押し付けて安定させる。
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